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mCRPCに対するセラノスティクスの標的:PSMAとは?

PSMAは転移性去勢抵抗性前立腺癌(mCRPC)に対するセラノスティクスの標的分子として有用です。 
本ページではPSMAと検査における役割の詳細をご紹介します。

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Novartis

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一般の方への情報提供を目的としたものではありませんのでご了承ください。 

転移性去勢抵抗性前立腺癌(mCRPC)においては、使用可能な治療が限られているため、臨床的に有用な治療標的となるバイオマーカーの早期確立が求められてきました。

治療標的となる疾患特異的なバイオマーカーを特定することは、患者さんの治療選択肢を増やすことにつながります。

PSMAについて1

前立腺特異的膜抗原(PSMA)は、前立腺癌の診断と治療を融合させたセラノスティクスの標的です。

PSMAは前立腺や他の正常組織にも検出されますが、前立腺癌病変では高発現しており、前立腺癌の有用な画像マーカーおよび治療標的となっています。
PSMAの高発現は、無再発生存率の低下と有意に関連することが示されています(log-rank test、p<0.001)。

PSMA値ごとの5年無再発生存率

88.2%

PSMAが検出されない患者群

74.2%

PSMA値が低い患者群

67.7%

PSMA値が中程度の患者群

26.8%

PSMA値が低い患者群

mCRPCに対するセラノスティクスの標的であるPSMA

前立腺癌ではPSMAの発現が高く、PSMAはセラノスティクスの標的として注目されています。PSMA-PET検査でPSMA陽性が確認されたmCRPC患者さんは、PSMAを標的とした放射性リガンド療法(RLT)も治療選択肢の1つとなります2

PSMA検査

PSMAはPSMA陽電子放出断層撮影(PSMA-PET)のような非侵襲的で精度の高い画像検査により、検出できます。

患者さんの事前処置

PSMA-PET検査では、低分子放射性薬剤(トレーサー)を静脈内投与します。このトレーサーはPSMA陽性の前立腺癌細胞を標的として結合します。PETで全身を撮像すると、放射性トレーサーがPSMAに結合した領域を検出することができます3

検査の意義

PSMA-PET検査は、前立腺だけでなく骨盤など全身のPSMA陽性の病変を特定し、PSMA標的療法の前立腺癌患者への適応判定の補助に用いることが可能です。同時に、PSMA陽性の癌の分布を視認することもできます4 5

検査結果をどう用いるか

医師は検査結果を用いて、PSMA標的療法の前立腺癌患者への適応判断と同時に転移部位などの情報も得る事が可能です。病変部位の把握は患者さんごとの病態管理にとっても有用な情報となります6

PSMAは、放射性リガンド療法(RLT)の有望な治療標的です。

PSMAを標的としたRLTに用いる治療薬は、以下の2つの要素で構成されます7a

  • 放射性核種/放射性同位元素
  • PSMAを標的とするリガンド


PSMAを標的としたRLTは、以下のステップでPSMA陽性の癌細胞を標的として効果を発揮します7b

  1. 放射性リガンドは、PSMAに高い結合親和性を示します。
  2. 放射性リガンドは、癌細胞に発現するPSMAに結合すると、エンドサイトーシスを介して細胞内に取り込まれます。
  3. 放射性核種から放出される放射線が、標的癌細胞および周囲の細胞を傷害することにより、抗腫瘍効果を示すとされています。
  4. 癌細胞とその近傍にある細胞に対しては抗腫瘍効果を示す一方で、PSMAの発現の低い正常組織への傷害は限定的であると考えられています。

RLTCareは、RLT導入までの手順をわかりやすくご紹介し、速やかに治療を開始できるようサポートします。

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略語

mCRPC:転移性去勢抵抗性前立腺癌

PSMA:前立腺特異的膜抗原

RLT:放射性リガンド療法

PET:陽電子放出断層撮影

参考文献

1Hupe MC, Philippi C, Roth D, et al. Expression of prostate-specific membrane antigen (PSMA) on biopsies is an independent risk stratifier of prostate cancer patients at time of initial diagnosis. Frontiers in Oncology. 2018;8:623. doi:https://doi.org/10.3389/fonc.2018.00623.

2Sartor O, de Bono J, Chi KN, et al. Lutetium-177–PSMA-617 for metastatic castration-resistant prostate cancer. New England Journal of Medicine. 2021; 385(12):1091-1103. doi:10.1056/NEJMoa2107322.

3Hofman MS, Lawrentschuk N, Francis RJ, et al. Prostate-specific membrane antigen PET-CT in patients with high-risk prostate cancer before curative-intent surgery or radiotherapy (proPSMA): a prospective, randomised, multicentre study. Lancet. 2020;395(10231):1208-1216. doi:10.1016/S0140-6736(20)30314-7

4Calais J, Ceci F, Eiber M, et al.⠀18F-fluciclovine PET-CT and 68Ga-PSMA-11 PET-CT in patients with early biochemical recurrence after prostatectomy: a prospective, single-centre, single-arm, comparative imaging trial. Lancet Oncology. 2019;20(9):1286-1294. doi:10.1016/S1470-2045(19)30415-2

5Schwarzenboeck S, Rauscher I, Bluemel C, et al. PSMA ligands for PET imaging of prostate cancer. The Journal of Nuclear Medicine. 2017;58(10):1545-1552. doi:10.2967/jnumed.117.191031.

6Fendler WP, Ferdinandus J, Czernin J, et al. Impact of 68Ga-PSMA-11 PET on the management of recurrent prostate cancer in a prospective single-arm clinical trial. The Journal of Nuclear Medicine. 2020;61(12):1793-1799. doi:10.2967/jnumed.120.242180

7a 7bプルヴィクト®静注インタビューフォーム

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